JOURNAL

■NORWAY OSLO



フィンランド・スウェーデンに買付けで訪れているうちに「ノルウェーの古いものってどんなんだろう?」
そう思うようになって思い切って行ってみることに。
噂には北欧の中でも物価が高い、というのを本当に良く聞くのだけれど実際に行ってみないと分からないし、日用品と違ってアンティークは必ずしもそうではないのでは?と思って、今回はとりあえず様子見でオスロのみ短期滞在してみました。

結果としてはもう本当に高い!手が出せないものがたくさんありました。
でもノルウェーらしさのある好みのものがたくさんあったのも事実。
またいつか訪れてみたいし、どうにか仕入れができるような手段がないものか探っていく必要があります。

オスロはすごくクリーンな印象。
住みやすい街っていうのも頷ける。
コーヒー文化もすごく発達していて、それはまた今度記したいと思います。







■voyage



買付ではフィンランドからスウェーデンへと国を跨ぐ。以前は空港から飛行機で移動していた。
お金があれば話は変わるが、なるべく安く経費をあげたい身としては格安のチケットになる。
すると当然、受託手荷物は一つ。追加荷物の料金はけっこうする。
移動の度に荷物を一つにまとめるのは疲れるもので、送ってしまえば良いのだけれど、買付量が半端に残る時だってある。

そこで一年半前くらいからフェリーで移動することにした。
荷物は持てるだけ持ち込めるし、眠りながら移動して着いたら朝。
ホテル代も浮くし、空港まで行かなくても市街地から市街地まで運んでくれる。

もちろん良いことだらけではない。
一番安い部屋は車より下のデッキ。すこしカビ臭い部屋。海が荒れれば当然揺れる。けっこう揺れる。

でも自分には船旅が合っていると思う。
船窓から見える景色ははやる気持ちを落ち着かせてくれる。

これから出会う人たちや景色、そして未知の古いものを想像しながら。



(July 2017)


■Book of Bread




先日の北欧古道具展で旅立ったスウェーデンのパンをテーマにした写真集。
お問い合わせをいただき、お好きな方のもとへ旅立ったので嬉しい。
その中の何度見ても美しい所作だなぁと思うページ。また見つけたい。
(July 2017)


Carl Eldhs Ateljémuseum

 

スウェーデンで最も著名な彫刻家・Carl Eldh氏の博物館はストックホルム中心地からバスと徒歩で30分くらい。
最寄り駅から少し歩くものの、離れた場所にあるからこそあの隠れ家のようなアトリエがあるのだなと後で納得。

エントランスで入場料を払って、ドアを開けると室内にはすごい数の彫刻作品。
一つ一つの彫刻作品の表情を見て回るのも面白いし、光の入り方や彫刻作品の配置など空間としての見せ方もとても勉強になる。こんなに多数のものが並んでいるのに、ごちゃごちゃしていない。理想的な空間だった。


 
(July 2017)


■Pyhämaan Kirkko / FINLAND



壁一面に描かれた絵が素晴らしいピュハマー教会。
外観はフィンランドによくある普通の赤い建物。しかし中に入った途端にこの絵が一面に広がります。
1600年代に建てられた古い教会の一つであるピュハマー教会は、とくに観光客がいるでもなく、田舎の中にひっそりと建っていました。
他のヨーロッパの教会とは違う、オリジナリティ溢れる教会が多いところがフィンランドの教会の面白いところだと思います。


 
(July 2017)


■Paimio Sanatorium / ALVAR AALTO / FINLAND


  

買付で車を走らせていると'PAIMIO'の標識が。
同行者のトロルハウゲンと「パイミオといえばアアルトだよね?」という話になり宿に戻ってから調べてみると、すぐ近くにサナトリウムがあるようだった。
次の日買付の合間に行ってみると今の時期はガイドツアーのみで、その日の受付は終了。
時間をしっかりメモして、なんとか次の日に入ることができた。

アルヴァ・アアルト初期の代表作であり、結核療養のための施設であるパイミオ・サナトリウムはトゥルク郊外の深い森の中に静かに建っています。結核療養に不可欠なのは新鮮な空気、というのも頷ける。
何よりも驚いたのは病院という施設にも関わらず、黄色の床や赤い家具など色彩豊かな院内であったこと。
アアルト建築の美しさなど見どころはたくさんあるけれど、患者のことを一番に考えたその精神が素晴らしかった。


  
(July 2017)